出欠管理（教務手帳）の自作を試みた！
みなさん、こんにちは！めがね先生です。
このブログ、「とある教師のしがないブログ」なんてタイトルでありながら、じつは今まで一度も教育についての記事を書いていないことが発覚！！（確信犯）
なので今回は教育関連の記事をひとつ。
実はわたし、以前の記事でも紹介したとおり、iPad Pro（10.5inch）を持っております。
そもそも購入のきっかけとなったのが、教育現場へのタブレット導入。
しかし、恥ずかしながら私の勤務する学校は無線LANやら情報機器やらのインフラが整備されておらず、個人使用の域を脱しない使い方しかできませんが…
それでも普段の業務を少しでも効率化、データ化できたらと思い、はじめに取り掛かったのが「生徒の出欠管理」でした。
出欠管理自体は以前からExcelで管理していました。やり方は従来の教務手帳に出欠を書き込み、それを職員室のPCに入力し直して関数で集計を行うというもの。
一度書いて、それをPCに入力するという作業が私的には二度手間な気がしており、もっと楽したいと常々考えていました（笑）
そこで考えたのが、タブレットによる出欠管理です。
タブレットを授業に持参し、その場でデータを入力。入力されたデータはシームレスに同期されるため、メイン機のMacへ即反映。
うん。これならいける。今まで2度行っていた作業が1度で済む！
これを実行するにあたり、私はあえてExcelではなくNumbersを選択。
Numbersとは、Appleが正規にリリーズしている表計算ソフトのことです。
Microsoftが正規にリリースしている表計算ソフトがExcelであるのと同様に、Appleが正規にリリースしているExcelのような純正表計算ソフトがNumbersであると思ってください。
Numbersを選択した理由は以下の通り。
・iPad Pro 10.5inchではMicrosoft Officeアプリが有償である（これが1番の理由）
・Numbersであれば、Apple純正アプリということもあり、同期もシームレス！
・Numbersの方がタブレット用にインタフェースが作り込まれており、出欠の入力が非常に楽チンである
（これも重要！）
いよいよNumbersで出欠管理用のファイル作成に取り掛かりました。
さまざまな関数を駆使し、何回もの試行錯誤を経て、ようやくプロトタイプが完成。
それを１週間の期間で実際に運用してみて、使い勝手の悪かったところを再構築。
このプロセスを繰り返し、とりあえず実用可能なレベルのものを作り上げることができました。
以下、画像もおりまぜながら簡単に紹介します。
まずはdatabaseシートで下準備。
生徒の学籍情報（学年・組・No.・氏名）を入力すれば、「学籍番号」が自動で生成されます。
このファイルではこの学籍番号を使用して生徒の学籍情報を参照する仕組みです。
次に出欠記録シートについて。
クラスを選択すれば、「database」シートから生徒の学籍情報が参照され、反映されます。
日付は手入力になります。「○/○」と略式で入力すれば、曜日まで表示されるよう書式設定してあります。
出欠記録はプルダウンメニュー形式ですので、選択するだけでOKです。
プルダウンメニューの項目は、インスペクタのフォーマット設定から自由にカスタマイズ可能です。
最後に集計シートについて。
「集計」シートは基本的に操作なしです。
クラスのみ選択すれば、選択したクラスに応じて「出欠記録」シートで入力したデータの集計が自動で行われます。
このファイルを授業を実施するクラス数分準備すれば、実際の業務に運用できると思います。
本当は１つのファイルですべて管理したかったのですが、かなりの情報量と複雑な関数になりそうだったので、
あえてファイル管理しやすいようにクラス単位という形にしました。
ちなみに、iPadからの画面はこんな感じ。
今回紹介したNumbersの出欠管理ファイル、まだまだ改良の余地はありますが興味のある方にはぜひ使っていただきたいと思っています。
下記に共有リンクを貼っておきますので、使ってみたい方はぜひダウンロードしてみてください。もちろん無料です（笑）
出欠管理ファイルダウンロード⬇
https://www.dropbox.com/s/n4ozx44o64ntens/%E6%95%99%E5%8B%99%E6%89%8B%E5%B8%B3%EF%B
C%88%E5%85%B1%E6%9C%89%EF%BC%89.numbers?dl=0
使ってみた感想や、問題・課題点などがあればコメント欄にてお知らせいただけると助かります。
ダウンロードされた方も、一言コメントいただけると非常に嬉しいです。
では今回はこのへんで。
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